Galerie/Atelier ADAMA

角 りわ子

陶 器

 角りわ子さんは、私が住む信濃北御牧村の煉性のつよい畑つちを頑固に焼きつづける作家だ。私が「精進百選」出版したとき、百点を越す大鉢、小皿を焼いてくれた多数の読者が本の写真を見て誉めた。料理ではなく、皿や鉢を。
 日頃から角さんの容器で暮らしていると、よそへ出たとき、かすかな寂寞をもてあますのが常である。あ、あの皿がないぞと思うのだ。形も色も独自で一見して洋風な線描画も陶のもつ東洋の地風を滲みしていて、まことの味が深い。
 個性の多彩さは、まったく、精進の人だと思わせる。

水上勉

角りわ子プロフィール

1961年
鳥取県堺港市生まれ

1984年
同志社大学文学部美学芸術学専攻卒業

1988年
京都市工業試験場陶磁器研修本科/専科卒業

1992年
京都工芸ビエンナーレ入選

1992年
タイ サイアムセラドン社にて一年間技術指導

1993年
長野県北御牧(現東御市)勘六山房(水上勉氏主宰)にて同地の土を陶土として作陶を始める

2003年
魯山人記念、食の器展(信濃美術館)奨励賞
日中文化交流協会会員(文化交流団団員として94,97,04年に訪中)

その後、各地にて毎年展示会を開催


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